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糸道

“糸道”という漢字の「読み方」について

営業の新美です。

初めてのブログという事で、何について書こうか悩んでいましたが、社名にも入っている“糸道”という漢字の「読み方」について書こうと思います。この漢字を初めて見た方は“しどう”と読まれる方が圧倒的に多いです。漢字の読み方としては決して間違いではありません。
実際に辞書で調べてみると“糸”=“し”・“いと”、“道”=“どう”・“とう”・“みち”となっています。

小学生の頃に「漢字には、“音読み”と“訓読み”があります」と習った記憶がありましたが、その違いについては、お恥ずかしい話 説明できるほど明確に覚えていませんでしたので、今回改めて復習してみました。
すると、訓読みは「漢字を見なくても読んだだけで意味が通じる読み方」とされていますので、“糸”=“いと” と “道”=“みち” が訓読みである事が分かります。
一方、音読みは「中国語としての漢字の発音に基づく読み方」とされていますので、“糸”=“し” と “道”=“どう”・“とう”は音読みである事が理解できます。
ですので弊社の社名=“湯浅糸道(ゆあさいとみち)”は、すべて訓読みという事になります。

では、それに続く“工業株式会社(こうぎょうかぶしきがいしゃ)”は、どうでしょうか。
“工業(こうぎょう)”=音読み、 “株(かぶ)”=訓読み、“式会社(しきがいしゃ)”=音読みとなります。

社名を読み方で表すと「湯浅糸道工業株式会社=訓訓訓訓音音訓音音音」となり、社名の中に訓読みと音読みが混在しているのが分かります。実際に書き出してみると普段当たり前のように使っている社名にも、この様に読み方が混在している事に気づかされます。

試しに音訓全て逆にして読んでみると「湯浅糸道工業株式会社=とうせんしどうたくみわざしゅのりあやしろ」と意味不明な呪文のような言葉になってしまいました。改めて漢字の読み方の難しさを痛感させられました。

普段、全く気にしていない事でも、少し意識を変えたり、違う角度から見てみたりするだけで新たな何かを発見できることは本当に面白い事だと思います。
皆様、「ゆあさ いとみち 」を今後もよろしくお願いいたします。

 

それでは、次回は、「で、“糸道”=“いとみち”って何??」について書きたいと思います。

 

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