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雑学

糸の材質について ~化学繊維(ポリウレタン)~

営業の新美です。
今回は、「ポリウレタン」について書きたいと思います。
ポリウレタン繊維は、スパンデックスとも呼ばれており“ゴム”のように伸縮性を持っている繊維(糸)です。製造メーカーやグレードによってその伸縮性能は異なりますが、一般的に5~10倍の伸縮性があると言われています。伸縮性を活かして“ストレッチ素材”として使用される事が多く、靴下やストッキング、包帯などに使用されています。また、紙おむつのウエスト部分や太もも部分にも使用されており、年間生産量は増加傾向にあります。

近年、愛用者が増えている“スキニーパンツ”にもポリウレタンを使用している仕様が増えてきています。スキニーパンツは、フィット感が強い為スリムに見える一方で、窮屈さを好まない方が沢山みえたそうですが、“ポリウレタン”を使用する事で、座ったりしゃがんだりした時の窮屈さが無い履き心地に変わり愛用者を更に増やし続けているようです。ただ、その伸縮性は、永久的では無く使用頻度や経年劣化により徐々に減っていき、いずれ伸びきってしまい縮まらなくなりますので、注意が必要です。

そんなポリウレタン繊維ですが、製造メーカーは世界的にみても多くは無く、巻取部(ワインダー)以外の製造装置や製造工程も、ほぼ開示されていません。その為、新規参入して糸づくりを始めるのではなく、既存の製造メーカー(製造ノウハウを保有しているメーカー)が生産量を更に増やす為に設備投資を進めたり製造工程を見直して生産効率を上げていくと言われています。
弊社もポリウレタン繊維を製造しているお客様やポリウレタン繊維を使用しているお客様に“糸道”や“装置”をご購入頂いていますが、 「伸びたら駄目な所で伸びてしまう」 「糸が細すぎて切れてしまう」 「太さにむらがでる」 「綺麗に巻き取れない」 「購入した糸に付着している粉が後工程で悪影響を及ぼす」 等の課題をよくお聞きます。
課題を解決できた実績も多数ありますので、お困りの事がありましたら是非お問い合わせ頂けたらと思います。

 

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