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糸の材質について ~天然繊維~
営業の新美です。
今回は、「糸の材質」について詳しく書きたいと思います。糸は大きく分けると “天然繊維”と“化学繊維”の2つに分類する事が出来ます。
それぞれを、簡単な表にまとめてみました。
大分類 | 中分類 | 代表的な糸の材質 |
天然繊維 | 植物繊維 | 綿・麻 |
動物繊維 | 絹・羊毛 | |
化学繊維 | 合成繊維 | ポリエステル・ナイロン・ポリウレタン |
再生繊維 | レーヨン・キュプラ | |
無機繊維 | ガラス繊維・炭素繊維 | |
半合成繊維 | アセテート・トリアセテート |
繊維(糸)と言ってもこれだけの種類が有りますし、2種類以上の異材質の糸を組み合わせて1本の糸を作る事も有ります。
また、新しい材質の糸は継続して開発されていますので、今後も増え続けていくと思います。
さて、たくさんある材質の中でも、まずは「天然繊維」についてみていきましょう。
植物を原料とする綿や麻、また、羊をはじめとする動物の毛は、いずれも元々は短い1本の繊維です。その短い繊維を綺麗に洗浄して複数の繊維を撚りながら細く長く紡いで1本の糸にしていきます。そのように作られる糸は「スパン糸(紡績糸)」と呼ばれています。
一方、絹(シルク)は、一般的な蚕の繭から製造できる絹糸が1,300m程度の長さがあるため「天然繊維」の中でも、唯一「長繊維」に分類されます。
綿や麻、毛や絹は、肌触りや通気性、比重等の特徴を考慮して肌着やアウター等、私達に身近な衣服に使用されていることが多いです。
それぞれの糸のメリットやデメリットについては、またの機会に紹介したいと思います。
それでは、次回は「化学繊維」について詳しく説明したいと思います。